設備紹介
当院の透析機器
多用途透析監視装置DCS-100NX
患者様の状態に合わせHD、オンラインHDFなど治療方法の選択ができます。 ⊿BV,PRR,VA再循環率など多くのモニタリング機能を有し、HDの安全性を高めます。 また、脱血や返血工程を自動化し事故を防ぐD-FASを搭載しています。
個人用透析装置DBG-03
多用途透析監視装置と同様に多くの治療方法が選択できるうえ、患者様ごとに透析液の変更ができます。
酢酸不耐症や低カリウム血症など通常透析では対応しづらい症例に対して有効的です。
水処理装置 FC-RE26HRS
水処理装置とは、水道水を様々なフィルタに通すことで不純物が少なく水質の高い透析用水を生成する装置です。
従来の水処理装置と違い、逆浸透(RO)膜の後ろに限外濾過(UF)膜を設置することでほぼ100%のエンドトキシンを捕捉することが可能でより水質の高い透析用水が使用できます。
粉末溶解装置DAD-50NX
透析剤粉末を溶解し透析液原液を作成する装置です。
ボトルに密閉された透析剤粉末を清浄化された装置内で自動的に開封、溶解するため粉末が外気に触れず、異物混入の心配がありません。
透析液供給装置DAB-NX
水処理装置で作られたRO水と粉末溶解装置で作られた透析液原液を設定された割合で混合し各透析監視装置まで供給する装置です。
十分な供給量で高流量オンラインHDFなどにも対応しています。
透析排水中和装置
当院では、開設時より稼働していた旧装置から新しく透析排水中和装置「フジクリーンph調整槽(FJPⅡ型)」に更新し、適正な透析廃水処理を行っております。
◆未処理の透析排水による下水道管の腐食被害が問題化
人工透析装置内部の洗浄には、酢酸や次亜塩素酸などの薬品を使用するため、排水が酸性あるいはアルカリ性になり、排除基準に適さない恐れがあります。酸性の廃水をそのまま下水道に流すと、下水道管が腐食するだけでなく、道路が陥没するなど、大きな事故につながる恐れがあります。当院ではいち早く透析排水中和装置を導入し、下水排除基準の徹底遵守に努めております。